2018年6月19日火曜日

M5Stack m5cloud を試してみた。その1

M5Stack という5センチ角ほどのマイコンを試してみました。今回は M5Stack GRAY という加速度、ジャイロ、磁気を計測可能な9軸センサ、MPU9250を搭載したモデルを使用しました。


ILS - M5Stack ESP32 MPU9250 9Axies Motion Sensor Core Development Kit Extensible IoT Development Board

※ Ubuntu 18.04 での記録です。

MCU には技適取得済みの ESP-WROOM-32 が搭載されているので日本でも合法的に使えます。また、フルカラー液晶、3ボタン、microSDカードスロット、スピーカー、バッテリーまで搭載されています。

ESP-WROOM-32 という MCU は 32Bit デュアルコアCPU、 SRAM 520KB、 FLASH 4MB、 Wi-Fi、Bluetooth、タッチセンサー、ホールセンサー、温度センサーを内蔵しています。

普通に Arduino として使えるのですが、今回は microPython が使えるクラウドベース開発環境の m5cloud を試してみました。

1. esptool.py のインストール


ESP32 を Arduino で使っとことがあれば Arduino/IDE/hardware/espressif/esp32/tools/esptool.py などにすでに入っているかもしれません。
また、ESP Easy などを使うためにすでにダウンロードしてあればそれを使ってください。
初めて使うなら下記のコマンドでインストールできると思います。

$ pip install esptool

上記で ~/.local/bin にインストールされると思います。

2. ファームウェアのダウンロード


github に置かれていますのでダウロードしてください。

https://github.com/m5stack/M5Cloud/raw/master/firmwares

私は v0.4.0 というものを入れてみました。

$ wget https://github.com/m5stack/M5Cloud/raw/master/firmwares/m5cloud-20180516-v0.4.0.bin

3. ファームウェアのインストール


$ esptool.py --chip esp32 --port /dev/ttyUSB0 erase_flash
$ esptool.py --chip esp32 --port /dev/ttyUSB0 write_flash --flash_mode dio -z 0x1000 m5cloud-20180516-v0.4.0.bin

4. 起動


起動すると下記のような画面になりました。



Cボタンを押しながら起動すると WiFi 設定モードになると書かれているようです。

5. スマホにて Wi-Fi 接続


スマホの Wi-Fi 一覧を開くと「M5Stack-xxxx」といった SSID があると思いますのでそれに接続します。

6. 設定画面

ブラウザにて 192.168.4.1 を開くと M5Stack が接続する…はずなのですがしばらく待たされたあと「[504] Gateway Timeout」と表示されてつながりません><;

う〜ん、なんだろうとあれこれいじりまわしてみるた結果、モバイルデータ通信をオフにしてやると設定画面が表示されることがわかりました\(^_^)/

Wi-Fi アクセスポイントの設定画面が表示されますので、M5Stack がインターネットアクセスに利用する SSID とパスワードを入力します。


[Configure] ボタンを押すと設定が保存され M5Stack はその Wi-Fi アクセスポイントに接続するのでスマホが接続されていた [M5Stack-xxxx] というアクセスポイントはなくなっていますので、スマホのブラウザにはエラーが表示されますが M5Stack の画面の「Check Code: xxxxxx」と表示されていれば完了しています。

SSID やパスワードを間違えたときは、M5Stack の C ボタン(右端のボタン)を押しながら起動すれば [M5Stack-xxxx] のアクセスポイントが現れて再度設定できます。

今日はここまで。





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