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2019年8月9日金曜日

TPU での印刷設定

TPU でスマホケースを作りたいなと思い随分前に購入しました。ダイレクトエクストルーダの Pxmalion CoreI3 というのを持っているのでそれで試してみたのですがまともに印刷できない><;ダイレクトエクストルーダで駄目ならボーデンタイプの ANYCUBIC I3 MEGA じゃ無理だろうと放置していたのですが、ふと試してみたくなり、ドライブギアとの隙間を狭めたアッパーハンドルに交換して印刷してみるとすんなり印刷できました\(^_^)/

最初の印刷品質はあまり納得できるものではなかったのですが、あれこれと試してきれいに印刷できるようになったので備忘録。

右が最初、左が納得できた印刷です。

PLA のデフォルト設定から、下記の変更を行い印刷しました。スライサーは Cura 4.2.1 です。

最初の設定(写真右端)

  • インフィル: インフィル密度 15%
  • マテリアル: 印刷温度 210℃
  • マテリアル: ビルドプレート 50℃
  • マテリアル: フロー 120%
  • スピード: 印刷速度 20mm/S

フローが多すぎるようで穴が小さくなってしまっていますし、温度も高すぎるようで糸引きとエア噛みも激しく白っぽくなっています。

次の設定(写真中央)

  • インフィル: インフィル密度 15%
  • マテリアル: 印刷温度 195℃
  • マテリアル: ビルドプレート 50℃
  • マテリアル: フロー 100%
  • マテリアル: 引き戻し有効 チェックを外して無効に
  • スピード: 印刷速度 30mm/S
エア噛みは少なくなり透明度が出てきました。糸引きもかなり少なくなりました。印刷速度も上げてみましたが特に問題ないようです。ただ、最上部がガタガタになっています???

この最上部、よく見ていると一番最後だけなんかはみ出すくらい大きくヘッドが動いていてそのせいで変な形になってしまっています???
こいつの原因がわからずこの動きは何なんだとしばし考え込んだのですが、そういえば以前アイロンという設定を見たことがあると気づきこれを外してみました。

納得の設定(写真左端)

  • 外郭: アイロン有効 チェックを外して無効に
  • インフィル: インフィル密度 15%
  • マテリアル: 印刷温度 195℃
  • マテリアル: ビルドプレート 50℃
  • マテリアル: フロー 100%
  • マテリアル: 引き戻し有効 チェックを外して無効に
  • スピード: 印刷速度 30mm/S
ビンゴでした。最上部まできれいに整って印刷されました\(^_^)/

印刷終了後ノズルにフィラメントたまができているので、印刷終了後にアイロンがけしている際にフィラメントたれて無駄なバリを作ってしまうのではないかと思います。

2019年4月24日水曜日

キャンピングトレーラーのバッテリーの維持

フロート充電について

年に数回しか出動しないキャンピングトレーラーのバッテリーのメンテが大変です。ディープサイクルバッテリーを使えば空にしても大丈夫なんでしょうがなんせ高い。そこで、普通の自動車用バッテリーを使うわけですが、そうすると最初に書いたようにきちんとメンテしてやらないとあっという間に駄目になってしまいます。

いろいろ調べたらどうやらフロート充電というのをしてやればいいらしい。内容的には自己放電量と同程度の少ない電流で充電し続けるってことらしいです。そう言えばいまから40年ほど前、自動車整備学校の授業でバッテリーの充電方法を習った時「教科書には載っていないが実習用のバッテリーは微電流で充電し続けている。我々は細流充電法と呼んでいる」なんて教師が話してたのを思い出しました。

充電器その1 定電圧定電流

最初に作ったのは定電圧定電流DC-DCステップダウンコンバーターを使ったもので、ポテンションメータが3つ付いていて電圧と電流に加え、充電中LEDが消える電流を設定できるタイプのものです。

ダイオードやモジュールをつなぐコネクタをユニバーサル基板に搭載し、その基盤に上記のデコデコモジュールと電圧/電流計、コネクタ類を接続して、3Dプリンターで印刷した自作ケースに収めました。

まぁ、割とよくできたとは思ったのですが、それなりにサイズが大きいのと逆接続保護用ダイオードをバッテリーにつなぐコネクタの手前、電圧計のあとに付けたので Vf で数字が信用できないのではないかと…テスターで測ってやるとそれほど狂ってもいません…そのへんは素人なのであまり良くわかっていませんm(_ _)m

Flameer DC-DC 電源モジュール ステップダウン 電子部品 降圧 LM2596S

DC電源モジュール 7V-35V→1.25V-30V 3A 【降圧型・定電圧定電流】
モジュールの設定方法が詳しく書かれています。

充電器その2 定電圧 LED電圧計付き

次に作ったのがDC-DC定電圧ステップダウンコンバーターモジュールを用いたもので最大充電電圧を13.7Vほどに制限しています。今回は7セグLEDの電圧計付きのモジュールにしました。過熱保護と短絡保護も付いているとのことです。

LEDの左右のボタンは電圧計の表示を入力と出力に切り替えるためと、それぞれのキャリブレーション用です。LED左右の穴は表示が入力か出力かを示すLEDののぞき穴、上部の穴は出力電圧調整用のポテンションメータ用です。

このバッテリーはホンダのディオ用に購入したのですが購入直後に廃車となってしまったので取り外してABSのアセトン蒸しに使っています。アセトンが漏れ出したときのこと考えて屋外で蒸すのですがいちいちAC電源を引いたりするのが面倒なのでバッテリーでやっています。12V 40mm のファンは定格電流100mAなので一晩やっても1Ah程度のはずなのですが、充電器にかけると12.5Vから始まります。見ているとどんどん電圧があがってゆくので順調に充電しているようで、そのまま放置したら13.6と13.7を行ったり来たりするようになりました。

13.7V時の電流をテスターで測ってみると20mAくらいなのでフロート充電となっているようです。

こいつはかなりコンパクトにできたので割とお気に入りです。ちなみに電源は24V/1AのACアダプタ使いました。


このケースの.stlファイルは下記にて公開しています。
https://www.thingiverse.com/thing:3572054

電源モジュール パワーモジュール 調整可能 ステップダウン 電圧計 5A 75W DC-DC

充電器その3 定電圧 LCD 電圧・電流計付き

Aliexpressでデコデコを物色していたらLCDが付いていて電圧と電流が表示されるものを発見しました。なかなかおしゃれなので早速ポチ、2週間ほど経つと届きまして早速作成。といっても、線をつなぐだけなのでもっぱらCADで筐体の作成。

LCD左右のボタンは出力電圧調整用です。

13.7Vに調整して充電開始。ここで大問題が発生!最初は問題なく充電していたのですが、しばらく経って見にゆくと電圧が低い???ポテンションメーターを回しても全然電圧が変わらない???

まぁ、中華パーツに不良はつきものなので仕方ないかと^^;こんな時のために基本的中華パーツは2個単位で注文しているのです。早速予備に交換して充電開始、しばらくすると同じ現象…え〜、なんで〜とAliexpressの商品ページを開いてしげしげ見ると入力電圧が5〜23V、しかも20V以内で使えと書いてある…24V入れちゃったから壊れたのね(;´д`)

仕方がないので再注文、2週間後に再組み立て、今回は余っていたノーパソ用のACアダプタ16.5V/3Aを使用しました。

13.7V時の電流は100mA、このバッテリーは軽自動車用の44B19L。こんなもんでいいのかな?翌日見たら0.01AになっていたからOKでしょう。

PS:キャリブレーション方法を探していたら「バッテリー充電には使用しないでください」と書いてあるショップがありました><;ダメなんだ…

2019年1月16日水曜日

ANYCUBIC I3 MEGA 温度が上下して印刷が始まらない

順調に印刷できていた2号機が急に印刷しなくなりました。印刷を開始しヘッドの温度が規定に達したあと+10℃くらいまで上がり、その後下がってきて設定温度を超え−10℃くらいまで下がる。これを繰り返して印刷が始まりません。そのまま放置しておくと忘れた頃に印刷を始めます。



サポートに問い合わせたところ、

  1. ホットエンドのブロックにシリコンなどの断熱材をつける
  2. PID調整を行う
とのこと、シリコンの靴下は持っているんだけどPID調整というのに興味を覚え早速ググってみると、お〜!そのものじゃないか〜。

ということでやったことを記録します。

まずはPIDの説明:PID Tuning/ja
いまいちよくわからないけどこの数字をもとに温度を一定に保とうとしてるらしい^^;

このページには G-code を投げろと書かれている。どうするんだ?更にググると Repetier-Host というソフトを使うらしい。Linux 版あればいいなと覗いてみるとありました〜\(^_^)/ しかも、AppImage だ〜。ダウンロードしてきて chmod +x 実行権付けて /usr/local/ に mv してやればインストール完了、nautilus でダブルクリックしてやれば起動しました。

あとは先程のページに書かれている通りにやれば OK。

一応送った G-Code を書いておくと
  1. M303 E0 S200 C8
  2. M301 P19.56 I0.71 D134.26 (PIDの値は違います)
  3. M500
再起動して印刷を開始してみると、一発で印刷が始まるようになりました\(^_^)/

しかし、なんで急にこの値が変わったんだろう?

2018年9月3日月曜日

Ubuntu 18.04 にて FreeCAD で .scad ファイルを読み込む

Thingiverse などにてダウンロードできる3Dモデルって大抵が .stl ファイル。3Dプリンターで印刷するもの特に実用品は自分用のサイズで作られているものが多いのでなかなかしっくりこない。でも、.stl ファイルを編集というのはちと厳しい。なんだかなぁと思いながら日々使えそうなモデルを探していたのですが、検索に Customizable というのがあることに気づきました。

もしやとこれで出てくるモデルのファイル一覧を見ると .scad というファイルが含まれています。グーグル先生に聞くとこれは OpenSCAD というモデリングツール用のデータ(ソース)。

やった、これで編集できると!と思いきや OpenSCAD ってプログラム組んでモデリングするんだ…なんか、36年ほど前、PC-6001を買って BASIC にて画面にグラフィックを表示させて喜んでいた時代を思い出した^^;

方言はきつそうだけどなんとなく使い方はわかるのですが、いまはやっと FreeCAD の使い方がわかってきたところなので2兎を追うものになりたくない。ということで FreeCAD にインポートしようとしてちょっとハマったのでその話。(前置き長すぎるw)

まずは、ハマった記から。

とりあえずグーグル先生に「freecad import openscad」で聞いてみるとすぐに説明ページが見つかりました。
Import OpenSCAD code

このページによると下記のようにすれば良いことになっています。
  1. OpenSCAD をインストール
  2. FreeCAD を開く
  3. OpenCAD ワークベンチに切り替える
    ※これをやらないと設定画面に OpenSCADがでてこない
  4. 編集 → 設定 → OpenSCAD 
  5. OpenSCAD の実行ファイルを設定
  6. ファイル → 開く で .scad ファイルを開く
ということでまずは OpenSCAD のインストール
ソフトウェアを開き openscad で検索(この時点でハマっていたわけですがw)opescad-plars と openscad-nightly という2つが出てきます。どちらにしようか迷ったのですがとりあえず上にある openscad-plars をインストール、起動してみると正常に開きました。

次に FreeCAD を開き OpenSCAD の実行ファイルを設定…ん、実行ファイルはどこにあるんだ?だいたいアプリケーション一覧にも出てこないし…

$ whereis openscad-plars.openscad
openscad-plars: /snap/bin/openscad-plars.openscad

ほほう、そこか。ということで /snap/bin/openscad-plars.openscad を設定、.scad ファイルを開こうとするが、ファイル一覧に出てこない。仕方ないのでファイルタイプを All(*) にして選択するが対応していないと怒られる><;

う〜ん。仕方がないのでグーグル先生で見つかったサイトをあちこち見てみるけどどこも同じようなことが書いてある><;OpenSCAD って 2015年で開発止まっているみたいなんでダメなのか?と諦めかけましたがふと格納ディレクトリが気になった!?

/snap ってなんだ?ということで snap を調べると 18.04 から実用的に使えるようになった機能らしい。

$ snap list
Name            Version     Rev   Tracking  Publisher   Notes
core            16-2.35     5328  stable    canonical✓  core
openscad-plars  2016.06.02  1     stable    pwlars      -

ありゃ? openscad くらいしかこの機能で入っているアプリ無いじゃん!これが原因だなとソフトウェアからアンインストール。OpenSCAD の公式サイト に書いてあるとおりにインストールしました。

$ sudo add-apt-repository ppa:openscad/releases
$ sudo apt update
$ sudo apt install openscad
$ whereis openscad
openscad: /usr/bin/openscad /usr/share/openscad /usr/share/man/man1/openscad.1.gz

これでインストール完了、再度同じ手順をするもやはりファイル一覧に .scad というものが出てこない…

しばし考え込んだのですが、もしかして mime タイプが登録されていないとかか?とりあえず OpenSCAD を起動して、FreeCAD を起動し直すとファイル一覧に .scad ファイルが出てきました\(^_^)/サンプルを開くとちゃんと見れた〜

ということで、公式からのインストールと、上記の手順の 1. と 2. の間に OpenSCAD を起動というスッテプが必要なようです。

あと、設定について他のサイトに書かれていたのですが、OpenSCAD import 欄の Use ViewProvider in Tree View と Use Multimatrix Feature はチェックを入れておいたほうがいいらしいです。

2018年8月7日火曜日

ANYCUBIC I3 MEGA で木製フィラメント

今回この木製フィラメントを使ってみようと思い調べたことの備忘録。
※未検証です。

Pxmalion Wood ウッド 3Dプリンター用木造フィラメント素材 マテリアル木材木質材料 1.75mm径 正味量1KG(2.2LB) 精確度+/- 0.03mm だいぶの3Dプリンターと3Dプリントペンが適用 (原木色)
\2,980

木質フィラメントを使用する際はノズル径を 0.5mm 以上にしなければならないらしく、推奨は 0.6mm とのこと。ANYCUBIC I3 MEGA のノズル径は 0.4mm なので詰まりやすいらしい。
# 別の製品のレビューではとにかくつまりまくると書かれているものもあった

ノズルは互換性があるようなのでこんなのを買って付け替えれば良いらしい。

Comgrow (5個セット)3Dプリンター 交換 ノズル MK8押出機 押出ノズル プリントヘッド メイクボット (0.3/0.4/0.5/0.6/0.8)
\850

実際にノズル径を変更した人の記事を見ると印刷品質について書かれていることが多くあまり細かい情報がないんだけど、ある記事に「ノズル径を変えたときはスライサーの設定変更をお忘れなく」という記述があった!

これこれ、ノズルの径が変わればフィラメントの吐出量も変わりそうなのでそのままでは印刷できない気がしていたのです。

さてと、ではどこを変えればいいんだ? Cura を開いてみてもそれらしき設定が見当たらない…ググってみると??? なんか違う…

そういえば、メーカーサイトで配布している Windows 版は 15.04.6。私がインストールした Linux 版は 3.4.1。

もしかして別物かな? ということで「Ultimaker Cura ノズル径」で検索したら有りました。プリンター設定に入っていました。

  1. 画面右上の「プリンター名」の右側をクリック
  2. 「プリンターを管理する」をクリック
  3. 「+追加」ボタンを押す
  4. 「Other」をクリック
  5. 「Anycubic i3 Mega」を選択
  6. プリンター名を「Anycubic i3 Mega 0.6mm」などに変更
  7. 「プリンターについて」ボタンをクリック
  8. 「プリンターの設定」ボタンをクリック
  9. 「Extruder」タブを開く
  10.  ノズルサイズを 0.6 などに変更

ノズルと木製フィラメントが来たら早速試してみようっと。