7月23日に注文した ケンコー・トキナー [デジタル顕微鏡] EC#9308 Dr.Mike 1300倍 139003 がようやく届きました。
細かい事を書く前に
評価としては「買わない方がいい」です。
とにかくプラスチック製の筐体が強度不足のため、子供の学習用顕微鏡としてみても、使い物になりません。
在庫ありと書かれていたのでもう少し早く来るかなと思いましたが、担当者から受注確認のメールが来たのが注文から2日後、こりゃやる気ないなと思っていたらやはり…
届いた箱を見てビックリ。で、でかい!予想していたよりも遥かに大きかったです。
パッケージはモロアメリカンのいい加減なもの、まぁ、箱だけで決めつけても思いましたが取り出しての第一感想が「チャッチィ!」
ボディはほとんどすべてプラスチック製、しかもかなり精度が悪いようで合わせ目は段違いの隙間だらけです。
まぁ、値段が値段だからと気を取り直してテーブルにおき電源ON。
う!安物液晶お定まりの超狭い視野角、さらに液晶の角度がほぼ正面を向いているの座高の高い私は首をすぼめたくらいでは見えません><;
スライドグラスに「インフゾリアの素」を入れて9日ほど経過した水を垂らしカバーガラスセット、ゾウリムシは見えるかな?
え!暗い!LED照明がついているのですがこれが暗い、しかも光を分散するための白色プレートを通すような工夫もなくLEDの光、直!照らしている範囲も狭いので、50倍では液晶の中心のあたりに画面1/3ほどの小さい丸が表示されるような感じです。
50倍では気になりませんでしたが、150倍にするとピントが合わせにくいです。フォーカスダイアルのギア比がかなり小さいようでダイアルをちょっと動かしだけで大きく動きます。
450倍や650倍ではピントをちゃんと合わせるのは至難の業です。
上記のようにピントそのものが合わせにくい上に、筐体の剛性がひどく低く、ほんのちょっとの力が加わっただけでピントが変わります。頑張ってピントを合わせても手を話した途端に狂ってしまいます。
本体のみで撮影ができるのですが、このシャッターがクセモノです。
本体の剛性が極端に低いので当然シャッターボタンを押すとピントは狂うは被写体はどこに行ったというくらい撮影場所がずれ、恐ろしいほどの手振れ。ところがこのシャッターボタン押したあと5秒たたないと切れないようになっているんです!?
なるほど、5秒あればシャッターボタン押した際の揺れも収まってちゃんと取れます。ただ、静物を撮るのであればこれも良いかもしれませんが、微生物など動くものを撮るのはかなり厳しいです。
ただ動画も撮影できるので、そういう場合は動画でとって後で欲しい部分だけを静止画にするのが良いのでしょう。ただしその場合は320x240という悲しい解像度になってしまいます。また、フレームレートが12fpsとかなり遅いので動画でもゾウリムシが画面中央に来ている静止画は取れませんでした><;
付属アプリは使い物になりません。PCで動画を保存できるのですが YUV422という悲しすぎる色空間なので、右の画像を見ていただければわかりますが等高線のようになってしまいます。
ということで、顕微鏡としての基本性能が低すぎてほぼ使い物になりませんでした。また、子供のおもちゃとしてもピント合わせが難しすぎて遊べないでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿