2012年9月11日火曜日

エビの餌に関して

レッドビーシュリンプが面白くてあれこれ試しているわけですが、最初の頃に与えていた餌が右の「シラクラ えび玉ソフトテイスト」と言うものでした。

そこそこ食いつきも良くエビ団子状態にはなるのですが、よく見るとちゃんと食べられているのは1粒につき数匹程度のようで、餌の奪い合いになっているのが何となく心苦しかったです。

そこで、1粒を6つくらいに割って与えておりました。

これは私の勘違いかもしれませんが、この餌を与えているとどうも TDS が上がり気味になります。150くらいだったものが気がつくと200オーバー、で、セオリー通り1/4ほど水換えをして、150くらいに戻す。これを週に1回程度行なっておりました。

その後、ほうれん草が良いということで、冷凍ホウレンソウを買ってきて与えたのですが、これは、2センチ角くらいを与えても食べきってくれません。筋の部分が残るんです。

どう考えても水質悪化の原因になりそうだったので、こちらはたまに与える程度にしました。

また、動物性タンパクも必要ということで冷凍アカムシも与えてみましたが、これも1粒の半分ほどを与えても食べ残しが出てしまいます。

そこで試したのがほうれん草パウダー「さぬきベジッ粉」です。これは割と良いようで、食べ残しは殆ど無いようです。もっとも、与えた直後に水が緑になる程度で食べ残しているのかどうかはっきりとはわかりません。

ただ、これを与えるとソイルの中に潜っていたミズミミズが表面に出て来まして、しばらくするとまた潜って消えてしまいますので、それを目安にしています。

これを、1~2日に1回、コーピーショップなど使うプラスチックの細いスプーンに1杯程度与えておりますが、TDS は 140 程度で安定しています。

まだ、定期的与えるに至っていない餌が、いま勉強中のインフゾリアです。

ゾウリムシやツリガネムシなどのインフゾリアがごく自然な餌ではないかと思うのです。

で、それらを増やすためには、インフゾリアの餌となる枯れ草菌などの細菌類が必要となります。

枯れ草菌の餌としてはわらが良いようです。

とすると、エビ→インフゾリア→枯れ草菌→藁 という連鎖になるようです。

ここで、素人考えではありますが、わら汁を与えていればいいんじゃない?と思いついたわけですが、これがなかなかそうは行かないようで…

とりあえず、インフゾリアの培養方法はわかりましたのでメモ書きです。

園芸用品店に行って藁を購入してきます。畑や花壇に敷き詰めるためのものが \300 も出すと当分使い切れないくらいの量が買えます。

ボールペンくらいの長さに切ったものを 10 本程度と水 1リットルを鍋に入れて 15 分ほど煮ます。枯れ草金は熱に強いので研究室などでは雑菌を殺すためにキッチリ沸騰させるようですが、普通の家庭環境ではこのあとの培養時に雑菌が入りますので余り神経質になる必要はないようです。

これを昆虫用の飼育箱に入れて放置します。既にミジンコが湧いている水槽があればその底のソイルを少し種として入れてやれば良いです。

そういったものがないのであれば、そのまま放置するだけでも自然に湧いてきます。この場合には、完全に密閉してしまうと沸かないのである程度外気に触れるようにします。

この他にも、麹(たぶんBee Maxはこれ)やドライイースト、乳酸菌などもインフゾリアの餌になるようです。

# Bee Max は常温で放置すると1時間程度でパンパンに膨れ上がります^^;

乳酸菌の場合は餌として糖蜜を与えるのですが、糖蜜を分解して乳酸を出しますのでこれを中和するために卵の殻を入れてやる必要があるようです(pHもかなり下がりますし、アクアリウム向けではないですね)

ちなみに常温保存が可能なエバーグリーンの「インフゾリアの素」やシラクラの「微生物の素」はこれらの菌などは含まれておらず、その菌類の餌(正確には菌類の餌の素?)となる「米ぬか」や「きな粉」などではないかと思います。つまり、「インフゾリアの餌の素」あるいは「インフゾリアの餌の餌の素」ではないかと…(水に溶いて顕微鏡で見ても400倍程度では動くものは確認できませんでした)

2012年9月10日月曜日

携帯型デジタル顕微鏡 3R-MSV330

最近、老眼&近眼が厳しくて、小さなエビたちの観察に苦労しています。

愛妻が「抱卵している!」とか「稚エビが生まれてる!」なんて教えてくれるのですが、残念ながら小さすぎて見えません。

ちょっと大きめの虫眼鏡などを使ってみるのですが、それでも、水槽中央にいたりするとさっぱりわからなくて><;

何かいいものはないかなと探していたところ、最近のデジカメは光学デジタル合わせて180倍以上なんて言うすごいやつがあるみたい。それならなんとかなるかと思い近所のPC-DEPOに行ってみたのですが、なんでも「撮影可能距離」というものがあるそうで、ズームした場合はあまり近くはピントが合わないそうです><;

そんなとき目についたのが携帯式デジタル顕微鏡。

顕微鏡というくらいですから近くは当然見えると思うのですが、今度は逆にちょっと離れてしまうとピントが合わないものが多いようでした。

この顕微鏡、パッケージの説明を見ると5cmまでピントが合うと書かれているので、まぁ、水槽の中央は無理でも、壁際にいるやつならよく見えるかなと思い買ってみました。

右の写真は、30cmスクエア水槽の反対側の壁際(カメラから30cmくらい離れている)にいるエビを撮ったものです。

わりとちゃんとピントがあっています\(^o^)/

ただ、残念なことに画像が異常に暗いです><;本体の液晶ではソイルなども明るく綺麗に写っているのですが、撮影すると何故か真っ暗になってしまいます><;まぁ、目的のエビがちゃんと写っているので良しとしますが^^;

近くのソイルを拡大してやるとミジンコだのが割とよく見えました。

スペックとしては、光学が10倍 or 17倍で、あとはデジタルズームのようで、最大ズーム(たぶん510倍)の半分くらい以上にズームすると画像が荒れてしまって何がなんだかわからなくなるようです。

もっとも稚エビを観察する程度であればなんの問題もありませんでした。

何を言うと、シャッターボタンが押しにくいです。あと、ピントのダイアルをちょっと動かすだけで割と大きく変わるので微調整がかなり難しいと思いました。

できれば、三脚に取り付けるネジ穴があると良かったんだけどなぁ…

そうそう、SD/SDHCカードは16GBまで対応と書かれていたので、16GB(class10)のものを買ってきたのですが、どうやら使えないようでした><;(相性の問題なのかな?)

2012年9月9日日曜日

わら汁培養液4日目、ツリガネムシ



わら汁培養液を飼育箱にセットして4日目、なにやら白いモヤモヤが出てきた気がします。

ということで、またまた顕微鏡で観察してみました。

下側の写真が200倍の画像で、たぶんツリガネムシ(ボルティケラ)ではないかと思います。

目的のゾウリムシに比べるとかなり小さい気がするのでエビの餌としてはちょっと微妙かなと思っています。

ちなみに400倍で見るとあいかわらず小さな黒い点(たぶん枯れ草菌)がうごめいています。

この後どんなものが湧いてくるか楽しみです。

わら汁培養液2日目、枯れ草菌画像

400倍画像 2日目の飼育ケース

わら汁培養液を飼育ケースにセットして2日目です。
セット当初に比べると白濁してきたので、これは何かが増殖しているだろうなと思い顕微鏡で覗いてみました。

低倍率では殆ど何も見えませんでしたが400倍まで上げるな、何やら小さな点が蠢いているのがわかりました。

おそらく、これが枯れ草菌だろうなと…

一応動画もアップしておきます。(こちらは1600倍です)


2012年9月6日木曜日

エビの餌ととしてのゾウリムシ

右の写真は、だいぶ前に、わら汁を使ってゾウリムシの培養液を作製、放置してあったものです。

3日くらいでゾウリムシが湧いているのは確認できておりました。

確認した方法は、数滴ピペットでとって顕微鏡で覗いてみたわけですが、ネットで調べてみるとどうやら、白いモヤモヤのようなものがゾウリムシだと言っている方が多いようです。

私的には、どうなのかなぁとは思うのですが、それなら、そのモヤモヤをエビ水槽に入れてみたどうなる?と思い投入してみました^^;

ちょっと写真ではわかりにくかもしれませんが、エビ団子になっているところに投入したモヤモヤがあります。

普段、ペレット状になったエビフードを入れてやると、匂いのせいでしょうかすぐに寄ってくるのですが、これを投入した時には、すぐそばにあっても余り反応しませんでした。

それがちょっと目を離している隙にエビ団子状態。あっという間になくなってしまいました。

エビ君たちがこれが好きならば、簡単に作れる生き餌になって結構いいんじゃないかなぁなんて思っております。

ということで、エビの餌用ゾウリムシ培養液をまたまた作りました。

前回に比べるとわらの投入量を減らしてみました。

だいぶ色が薄いのですが、さてさて違いはあるのかなぁ?